フィリピン、2025年SEA Gamesを金メダル50個を含む277個のメダル獲得で終える

バンコク、タイ – 2025年12月20日土曜日に東南アジア競技大会が閉幕し、フィリピンチームは金メダル50個、銀メダル73個、銅メダル154個の合計277個のメダルを獲得しました。 

マレーシアとシンガポールとの5位争いを繰り広げた後、フィリピンは最終的に総合6位でフィニッシュしました。大会は開催国タイが圧倒的な強さを見せ、東南アジア競技大会記録となる金メダル233個と銀メダル154個、銅メダル112個を獲得しました。 

大会最終日前日のバスケットボール、ビーチバレーボール、ボクシング、ソフトボール、ボウリング、レスリング、近代五種での勝利により、フィリピンは4大会連続で金メダル50個の大台に到達しました。2019年の自国開催では149個、2021年ベトナム大会で52個、2023年カンボジア大会で58個を獲得していました。

ギラス・ピリピナスは開催国に対してタイトル防衛を成功させ、フィリピンに50個目の金メダルをもたらしました。開催国は選手資格規則を二転三転させ、フィリピン代表チームは十分な練習時間を確保できず急遽チームを編成せざるを得ませんでしたが、それでも銀メダルに甘んじました。

「言うのは辛いですが、過酷な東南アジア競技大会でした」とフィリピンオリンピック委員会会長のアブラハム・"バンボル"・トレンティーノは英語とフィリピン語を交えて、開催国の大会運営について語りました。 

「しかし、フィリピン人はそれでも勝ち抜きました。」

6位はフィリピンにとって2017年の6位以来の最低順位ですが、多くの選手がさまざまな競技でライバル国の長期支配に終止符を打ち、歴史を作りました。

フィリピン女子サッカーチームは、準決勝と決勝でタイとベトナムをそれぞれPK戦で破り、両国の二極支配を終わらせて歴史的な女子サッカー王座を獲得しました。

アラス・ピリピナスのシシ・ロンディーナ、バーナデス・ポンス、ディジ・ロドリゲス、サニー・ビラパンドもまた快挙を成し遂げ、8連覇中のタイを破ってフィリピン史上初の女子ビーチバレーボールタイトルをもたらしました。

テニスでは、アレックス・エアラが最後の2試合でタイの選手ペアを破り、フィリピン女性として26年ぶりに女子シングルスの金メダルを獲得しました。

フィリピンはまた、カイラ・サンチェスの衝撃的な東南アジア競技大会デビューにより、主要競技である水泳で復活を遂げました。

サンチェスは金メダル3個と銀メダル5個を獲得し、今大会で最も多くのメダルを獲得したフィリピン選手となりました。フィリピンが1回の東南アジア競技大会で水泳で金メダル2個以上を獲得したのは2009年以来初めてのことです。

陸上競技がフィリピンに最も多くのメダルをもたらし、EJ・オビエナ(男子棒高跳び)、ナオミ・セサル(女子800m)、フセイン・ロラーニャ(男子800m)、ホケット・デロス・サントス(男子十種競技)、ジョン・カバン・トレンティーノ(男子110mハードル)により5個の金メダルを獲得しました。

実用射撃チームが4個の金メダルで2位に入り、水泳、トライアスロン、近代五種の各チームがそれぞれ3個で続きました。 

フィリピンスポーツ委員会のパトリック・"パト"・グレゴリオ委員長は、東南アジア競技大会の目標はフィリピンのアスリートをより大きな舞台に向けて育成することだと述べました。 

「彼らは競技に参加できたことを喜んでいます。なぜなら、次世代のオリンピック選手がここから生まれるからです」とグレゴリオは語りました。

インドネシアはタイに大きく離されて2位となり、金メダル91個、銀メダル111個、銅メダル131個を獲得しました。続いてベトナムが3位(87-81-110)、マレーシアが4位(57-57-117)、シンガポールが5位(52-61-89)でした。– Rappler.com