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スタンダード・チャータード銀行、SCベンチャーズ傘下で仮想通貨プライムブローカー業務を検討

スタンダード・チャータード銀行が仮想通貨プライムブローカー業務を検討

世界有数の大手金融グループスタンダード・チャータード銀行(Standard Chartered Bank)は、傘下のSCベンチャーズを通じて仮想通貨プライムブローカー業務の立ち上げを検討している。

ブルームバーグの報道によると、スタンダード・チャータード銀行は、傘下のフィンテック・ベンチャー投資部門・イノベーションプラットフォームSCベンチャーズ(SC Ventures)を通じ、機関投資家向けの仮想通貨プライムブローカー業務の立ち上げを計画。この動きは、世界の銀行が仮想通貨戦略を加速させる中、デジタル資産への取り組みが深まっていることを示唆している。

ロンドンに拠点を置く同銀行の運用資産残高(AUM)はおよそ3,890億ドル(約61.8兆円)と推定されており、関係者によると、この新事業は、傘下のベンチャーキャピタルおよびイノベーション部門であるSCベンチャーズ内に設置される予定という。

なお、立ち上げ時期はまだ合意されておらず、計画はまだ予備段階となっている。

規制圧力への対応

SCベンチャーズの傘下に新たな仮想通貨プライムブローカーを置くことで、同銀行は、バランスシート上に仮想通貨を保有する銀行に適用される厳格な資本規制を回避できる可能性がある。

2022年後半以降、バーゼルIII規則は、ビットコイン(Bitcoin/BTC)やイーサリアム(Ethereum/ETH)といったパーミッションレス(許可不要)な仮想通貨へのエクスポージャーに1,250%というとても厳しいリスクチャージを課している。これは、現在のバーゼルIII規則の下では400%に上限が設定されている一部のベンチャーキャピタル投資にさえ課されるリスクウェイトをはるかに上回る。

このプラットフォームが立ち上げられれば、スタンダード・チャータード銀行のデジタル資産への関与拡大における新たな一歩となると期待されている。

イーサリアムの価格見通しを引き下げ

スタンダード・チャータード銀行は、仮想通貨サービスの拡大に関心を示していると報じられている一方で、デジタル資産市場全体の弱含みを指摘し、イーサリアムの中期見通しを引き下げた。

同銀行は2026年1月12日(月曜日)付けのレポートで、2026年末のイーサリアムの価格見通しを1万2,000ドル(約190万円)から7,500ドル(約119万円)に引き下げた。2028年末の目標価格も、従来の2万5,000ドル(約397万円)から2万2,000ドル(約349万円)に引き下げられた。それでもなお、同銀行は長期的には強気な見方を維持。2030年のイーサリアム価格目標を、従来の3万ドル(約476万円)から4万ドル(約635万円)以上に引き上げた。

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