スターテイルグループ(Startale Group)が、ソニーイノベーションファンド(Sony Innovation Fund)より約20億円の追加出資を受けたことを1月29日に発表した。これにより同社の資金調達ラウンドは、シリーズAの1stクローズとなった。
スターテイルは2023年9月、ソニーグループの事業会社であるソニーネットワークコミュニケーションズより、シードラウンドにて約5億円を調達。2024年8月には、ソニーグループと設立した合弁会社ソニーブロックソリューションラボ(Sony Block Solutions Labs:SBL)を通じて、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン「ソニューム(Soneium)」の共同開発を発表していた。
発表によるとソニュームは、2025年1月のメインネットローンチ以降、5億件以上のトランザクション処理、540万のアクティブウォレット、250以上のdApps(分散型アプリ)を記録しているとのこと。
今回の出資は、両社の提携をさらに深めるものとなる位置づけだ。また、これまでのパートナーシップによる大きな成果と、スターテイルが掲げるオンチェーン・インフラへの「垂直統合型アプローチ」に対する共感を表していると説明されている。
なおスターテイルGは、2024年2月にサムスン電子(Samsung Electronics)のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)であるサムスン・ネクスト(Samsung Next)、シンガポール3大銀行のひとつ、UOB銀行(United Overseas Bank)のCVCであるUOBベンチャーマネジメント(UOB Venture Management)より5億円を調達している。発表されている限り、スターテイルGの調達資金は今回の調達を含め30億円となった。
スターテイルGのCEOである渡辺創太氏は 「スターテイルはソニューム初期からのソニーの重要なパートナーです。私たちのビジョンは『世界をオンチェーン化する(Bring the world onchain)』ことであり、ソニーの継続的な支援は、そのビジョン達成に向けたグローバル規模のインフラを提供するために非常に心強いです」とコメントしている。
またソニーベンチャーズ代表取締役社長の波多野和人氏は「スターテイルは、インフラからアプリケーションに至るまで、ブロックチェーン領域を垂直統合して事業を展開する企業です。グローバルな視座を持ち、オンチェーン技術に基づいた”新しい価値の流れ”の創出をチーム一丸となって推進しています。ソニュームでの連携を軸に、今後もスターテイルの挑戦と志を支援し続けることを楽しみにしています」と述べている。
なおスターテイルGは、合弁会社ソニーブロックソリューションラボを通じたソニュームの共同開発の他、SBIホールディングスとも合弁会社を設立し、共同でトークン化資産の取引基盤の構築および日本円建てステーブルコインの共同開発を進めている。
参考:スターテイルG
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