INGドイツ(ING Germany)は、個人投資家向け投資プラットフォームを仮想通貨連動型上場投資信託=ETNに開放した。
オランダの金融大手INGグループの傘下で、ドイツ最大級のリテール銀行INGドイツ(※別名、ING-DiBa)で、ウォレットや秘密鍵を必要とせず、ETNを通じてビットコイン(Bitcoin/BTC)、イーサリアム(Ethereum/ETH)、ソラナ(Solana/SOL)への投資が可能になった。
これらのETNは、21Shares、Bitwise、VanEckといった大手プロバイダーによって発行され、現物で裏付けられる。規制対象の取引所で取引されるほか、INGのダイレクト・デポ・サービスを通じて購入でき、株式やETFといった従来の証券と並行して仮想通貨へのエクスポージャーを得られる。最大28種類の仮想通貨と戦略をカバーする約50銘柄の仮想通貨ETNがING証券口座で直接取引可能だ。
INGは、これらの仮想通貨ETNの取引コストを削減するプロモーションも実施しており、1,000ユーロ(約185,000円)以上の直接取引の場合、商品コストとスプレッドは除いた注文手数料は無料。1,000ユーロ未満の取引には3.90ユーロ(約721.5円)の注文手数料がかかる。また、仮想通貨ETNは、1ユーロから貯蓄プランに追加でき、約定手数料はかからない。
INGによると新ETNは、使い慣れた銀行インフラを利用することで、参入障壁を下げることを目指している。
ETNは既存のポートフォリオ内で直接保有され、INGの顧客は、デジタルウォレットや秘密鍵の管理を必要とせず、ETN(上場投資証券)やETP(上場投資商品)を通じて仮想通貨への投資が可能になる。ヴェンエック・ヨーロッパ(VanEck Europe)のマルタイン・ロゼミュラー(Martijn Rozemuller)CEO(最高経営責任者)は、多くの投資家は、既存の保管、報告、税務の枠組みに適合し、透明性のある価格設定と規制された監督体制を維持できる仮想通貨へのエクスポージャーを好むと述べている。
また、これらのETNはドイツの仮想通貨税制の対象となり、仮想通貨を直接保有する場合と同様に、1年以上保有すればキャピタルゲインが免除される可能性がある。
ただし、INGはこれらの商品は依然として高リスクであると警告しており、開示情報には、極端な価格変動、流動性リスク、発行体の破綻による損失の可能性、市場操作、規制の不確実性などが明記されている。
INGは欧州全域でデジタル資産インフラの検討を進める一環として、ユーロ建てステーブルコインの開発に取り組む欧州銀行コンソーシアムに参加している。
このプロジェクトはまだ初期段階にあり、複数の銀行が共同発行体設立のための取締役会の承認と規制当局の認可を待っているが、INGはこの取り組みについてコメントしていない。
この取り組みは、ステーブルコイン発行者に対するより明確なライセンス、準備金、監督要件を導入したEU(欧州連合)の(仮想通貨市場規制)に沿ったものとなっている。アナリストは、MiCAがより予測可能な規制環境を構築することで、ユーロに裏付けられたデジタル通貨への関心を加速させたと指摘している。
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