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コインベースが放った異色のスーパーボウル広告が議論を呼ぶ

2026/02/11 12:19
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カラオケ演出が注目を集め評価が真っ二つに分かれた

仮想通貨取引所のコインベース(Coinbase)は、スーパーボウルで放映したバックストリート・ボーイズに着想を得たカラオケ風広告によって、4年ぶりに同大会の広告枠へ復帰した。

ミニマルな構成を前面に押し出したこの広告は、放映直後からオンライン上で大きな話題となり、称賛と批判が交錯する結果となった。今回の広告は、1997年のヒット曲「Everybody (バックストリート・ボーイズ)」の歌詞をアニメーションテキストとして画面に表示する構成で、派手な映像演出や著名人の出演を用いない点が特徴だ。1分間にわたる演出は、米国最大級のスポーツイベントにおいて、意図的に静かな表現を選ぶ異例の試みとなった。

日本語訳:
歌うこと > 観戦すること。そこで、ビッグゲームを観戦している何百万人もの人々に一緒に歌ってもらいました。そして、世界最大のLEDスクリーンにも映し出しました

コインベースの最高マーケティング責任者であるキャサリン・ファードン(Catherine Ferdon
)氏は、この広告について、仮想通貨の技術的な説明ではなく、共通の文化体験を通じて人々を結びつけることを目的としたと説明している。2022年に放映されたQRコード広告以降、仮想通貨コミュニティが拡大し、より主流に近づいたことを示す狙いもあったという。

分かれた反応と市場の受け止め

広告放映後、ソーシャルメディア上の反応は大きく分かれ、シンプルさや記憶に残る点を評価する声がある一方、市場のボラティリティや仮想通貨業界を取り巻く政治的環境を踏まえると、タイミングやトーンが適切でなかったとする批判も見られた。

会場でブーイングが起きたとする証言や、低予算に見えるとの指摘も投稿されており、これに対し、コインベースはX上で、議論が生まれていること自体が広告の役割を果たした証拠だと応じた。ブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)CEO(最高経営責任者)も、スーパーボウルの広告は騒がしい環境で完全に視聴されないことが多いと指摘した上で、記憶に残る表現を選ぶ重要性を強調し、このクリエイティブな判断を擁護した。

日本語訳:
おっしゃる通り、うまくいきました。仮想通貨は誰にでも使えるものです

広告をめぐる議論と同時期に、投資家の動きにも注目が集まった。キャシー・ウッド(Cathie Wood)氏が率いるARK Invest(アーク・インベストメント・マネジメント)は、複数のETF(上場投資信託)を通じてコインベース株を段階的に売却する一方、別のデジタル資産関連企業への投資を増やすなど、ポートフォリオの調整を進めている。

スーパーボウルという巨大な舞台で再び注目を集めたコインベースの広告は、仮想通貨企業が主流市場でどのような表現を選ぶのか、そしてその是非がどのように受け止められるのかを浮き彫りにする事例となった。

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