カルダノ(ADA)の価格は0.25ドル付近で推移している。12時間足チャートで過去3週間で2度目となる強気のダイバージェンスが点灯し、Input Output GlobalによるMidnightサイドチェーンが今週誕生すると発表されたタイミングと重なった。
このローンチにより、カルダノのエコシステムにシールドトランザクションが加わる。プライベートDeFi、現実資産、決済領域での新たな活用が見込まれる。しかし、カルダノの価格がこの材料を活かせるかどうかは、テクニカルやオンチェーンの状況次第。
クラーケンの12時間足チャートでは、1月31日から3月22日にかけて典型的な強気のダイバージェンスが形成された。この期間、ADA価格はローソク足で下値を更新したが、モメンタム指標であるRSIは高値を維持。現在RSIは35.39で、売られ過ぎ水準に近い。
このシグナルは初めてではない。同じダイバージェンスが1月31日から3月8日にも発生。その後このセットアップが確定すると、カルダノは約20%上昇し、高値は0.295ドル付近となった。パターンと上昇率はチャート上で確認でき、20.21%の動きが出現した。
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ここで問われるのは、これが過去と同じ展開となるかどうか。ダイバージェンスだけで上昇が保証されるわけではない。ただ、モメンタムが価格と乖離し、以前の上昇前と同様の構図ができつつある。特にMidnightローンチ直前である点にも注目したい。
Midnightはゼロ知識技術をベースとしたプライバシー特化型サイドチェーンだ。最初は主要バリデータによるフェデレーテッドモードで開始し、その後に完全な分散化へ移行する。詳細はこちら。
これを受け、買い手が動き出すかどうかが次の焦点となる。
カルダノの主要クジラ2グループは、3月18日頃から始まった直近の下落局面でADAを買い増している。Santimentのデータによると、1000万ADAから1億ADAを保有するアドレスが3月19日以降、合計保有量を135億6000万ADAから136億1000万ADAへと5000万ADA積み増した。1百万ADAから1千万ADAの小規模グループは3月20日から購入に動き、56億7000万ADAから57億ADAへと3000万ADA増加した。
両グループ合計で4日間に8000万ADA超を積み増した。タイミングは3月22日のInput Output GlobalによるMidnight発表と重なる。これは大型ホルダーが発表前にポジションを構築していたことを示唆する。
さらに、売り圧力の低下も窺える。ADA供給全体のうち利益が出ている割合は、3月17日(ADAが0.29ドル付近)の15.47%から、現在は5.73%にまで減少。利益供給の63%超が消滅した。上昇局面に転じても利確売りに動く主体が大きく減ったことがポイント。
クジラが買い増している。利益供給はほぼ一掃された。ダイバージェンスも点灯。しかし、実際の値動きを決めるのはカルダノの価格チャート。
足元の下値メドは0.248ドル。これを日終値で明確に割り込めばRSIのダイバージェンスは早期に無効化され、年初来安値の0.220ドル方向が視野に入る。ただし、RSIの高値・安値切り上げパターンが維持されれば、軽微な押し目があっても強気シナリオは存続。
上値として注目される最初のカルダノ価格目標は0.267ドル(0.236フィボナッチ水準)。次が直近の反発高値である0.295ドルで、前回ダイバージェンス上昇の上値だった。ここを突破すれば、約18%の上昇となり、0.618フィボナッチである0.302ドルを目指す展開も想定。さらに勢いが続けば、1.0フィボナッチ拡張である0.337ドルが最大の上値ターゲットとなる。
Midnightのローンチが根本的なカタリストとなる。RSIの乖離がテクニカル面の条件を示す。クジラによる蓄積と収益性の低下がオンチェーンでの裏付けとなる。現在、0.245ドルを維持するか否かが、2度目の乖離主導による反発か、0.220ドルへの下落かを分けるポイントである。


